首里城正殿前の御庭(うなー)の浮道(うきみち)は斜めになっている

   



首里城の正殿の前の広場を、「御庭(うなー)」と呼びます。
琉球王国時代、お正月の儀式や、国王を任命する冊封儀式など、
様々な儀式が、この「御庭(うなー)」で行われていました。
(現在は、首里城公園のイベントとして再現されています)

首里城公園 冊封使行列・冊封儀式
https://www.youtube.com/watch?v=lKXkZPfymks

荘厳な王即位再現 首里城祭で「冊封儀式」
https://www.youtube.com/watch?v=mu1pJZiyv70

「御庭(うなー)」の中央には、正殿から、奉神門(ほぅしんもん)にかけて、
「浮道(うきみち)」という名前の、一本の大きな道が通っています。

実際、「浮道(うきみち)」という名前の通り、
まわりより、15センチ程高く造られていたそうです。
(現在はバリアフリーで、フラットになってます)

「浮道(うきみち)」は、国王や中国皇帝の使者の冊封使などの、
限られた人だけが通ることを許された、特別な道でした。

この記事の先頭にある、Google Mapを見てもらうと、
よくわかると思うのですが、
実は、「浮道(うきみち)」は、正殿とは直交していません。
(斜めになってます)

Google Mapをよく見ると、「浮道(うきみち)」自体は、東西に通っていて、
正殿の方が、南北ではなく、やや斜めにズレて建てられています。
(なんでやねん?)

インターネット上では、諸説が論じられていますが、
風水にのっとった説を、僕はプッシュします。

現在の首里城は1712年当時を再現したものです。正殿の座山は甲(きのえ)、六十四卦では沢火革(たくかかく)となっています。これに対して奉神門は18度ずれた乙(きのと)。これを風水師の視点で考えてみます。

三元九運で見ると1684年に九運の下元から一運の上元に運気が変わっています。この運気が変わる時に奉神門の向きを傾けて以後90年間の旺運を吉相として得るようにしたのがこの門の傾きだと考えます。

shurijo

首里城の風水3 御庭 より引用

ちなみに、「浮道(うきみち)」の延長線上には、
首里城の10御嶽(拝所)の一つである、

「首里森御嶽(すいむいうたき)」があります。

首里城で祭祀行事「百人御物参」再現
https://www.youtube.com/watch?v=E60ij0XUESg

首里城 新春の宴 祭祀行事 百人御物参 その4
https://www.youtube.com/watch?v=ojY85n7Bvjg

「首里森御嶽(すいむいうたき)」は、

【首里最大の聖域空間である「京の内」

遥拝所になっていたと言われています。

「京の内」のパワーが集約された場所が、「首里森御嶽(すいむいうたき)」?

首里城 新春の宴 祭祀行事 百人御物参 その5 京の内
https://www.youtube.com/watch?v=0uGlMw8MfM8

首里城の敷地内で、「京の内」の占める割合は大です。
(つうか、「京の内」という聖域空間に首里城を建てた?)

「京の内」は、聞得大君を頂点とした、ノロ軍団の、平和の祈りの場です。
(もちろん、男子禁制)

首里城公園 空からみた首里城
https://www.youtube.com/watch?v=aJ1ExrLfC0o

国営沖縄記念公園(首里城公園)/沖縄観光スポット・世界遺産
https://www.youtube.com/watch?v=u9eRBBi7Eag

焼失前の首里城の姿! 米戦闘機撮影の映像が公開される
https://www.youtube.com/watch?v=OLW0tNGQeL4

●しーぶん(おまけ)

首里城正殿前の御庭(うなー)の浮道(うきみち)が斜めになっているのは、
ウチナーンチュが、テーゲーだったから…ではありませんので、よろしく~

テーゲー00

テーゲー -Wikipedia より引用

No woman no cry ネーネーズ nenes
https://www.youtube.com/watch?v=VDi3zIujubk

PEACE

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(Top ページの Contact から運営者へ直接メールを送信できます)

 -【琉球通信】 OKINAWA curation journal


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