古宇利島に伝わる「沖縄のアダムとイブの神話」

      2016/05/05

古宇利島は、運天港の北にある面積2.9k㎡、周囲約4kmの小島で、古い祭祀行事が残る伝説の島として知られています。

むかし、古宇利島に男の子女の子が、天からおりてきました。二人は全くの裸で、毎日きまって天から降ってくる餅をたべ、幸福に暮らしていました。そのうち二人は、自分たちの生活に疑問をもつようになりました。つまり、毎日天から降ってくる餅が、もし降らなくなったらどうしようと考えたのである。それで二人は、毎日少しづつ餅を食べ残し蓄えることにしました。ところが貯え始めると同時に、餅は、パッタリと、降ってはこなくなってしまった。二人は天を仰ぎ満月にむかって餅を降らしてくれるように、声をからして哀願しましたが、餅は再び降ってくることは、なかった。二人は、それから毎日、木の葉をつみ、赤螺(あかぐる)を拾い
労働と生活の苦しみを知るようになりました。やがて、海馬(じゅごん)の愛し合うのを見て、男女の道を知り、裸体のはずかしさを知って、前を葉でかくすようになった。以後、二人の子供がふえて琉球各地に住むようになった。つまり、この二人が琉球人の祖先であるという神話である。

『沖縄の昔話』 朝日矢商事(株)発行 より引用

沖縄のアダムとイブの神話。
聖書の出エジプト記にで出てくる、
砂漠でイスラエルの民に天から降ってきた、マナの話を連想しました。

LONG TIME AGO、ジュゴンは沖縄本島西海岸の古宇利島界隈にも、
たくさん生息していたそうですが、今では、見る影もないですね。
東海岸の大浦湾界隈でチラホラなんですが、
辺野古の埋め立て問題で、どうなることやら…

海を埋め立てたり、汚したりしてもなんとも思わない人たちが、
この星の上には存在するという事実が、ただ悲しい…
彼らは、海で遊んだことがない人たちだと、僕は思ってます。

【KOURI BLUE は、夜でも、遠くからでも、その碧色を感じる】

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Photo by Toshi

写真は、OC-1で、屋我地島の南端からエントリ―して、
古宇利島へ向かって漕いでいる途中の、僕が見ていた景色です。
古宇利島の右のはるか沖に、ポッポッポッと雲が浮かんでいるのは、
伊平屋島・伊是名島があるところです。
(陸・島があるので、このような低い位置に雲が発生する?)

古宇利島に近づくと、スクという小さな銀色の魚の歓迎を受けます。
大群で、カヌーの周りをジャンプ&着水する様子は、

海面に咲く銀色の花火のようで

陸の上ではけっして体験できない光景です。
(ほんとに綺麗です)

スクの銀色の花火には、糸満の沖でも遭遇したことがあります。
糸満の沖は、古宇利島とはまた違った海の表情をしています。

●古宇利島は恋島(クイ島) ~ジュゴンは沖縄の方言で「ザン」~
http://kahunatrade.com/blog/okinawa/3412.html

PEACE

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 -【琉球通信】 OKINAWA curation journal


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